書類審査においては職務経歴書を重視する企業が多くなってきています。企業にとってもそのフリーランスの方がこれまでどのような仕事を請け負ってきたかが詳しく見ることができる書式です。そのため書き方次第で採用、不採用い直結することもあり仕事獲得の上でとても大事になってきます。
実際に書く際に悩まないように、可能な限り請け負った案件は常にその仕事の詳細を簡潔、具体的かつ正しいい日本語でまとめておくようにしましょう。また、職務経歴書は保有スキル、資格、志望動機、自己PRなども記載することができ、ご自身のスキルの証明書としても役立ちます。
応募先の担当者にアピールできるよう、抑えるべきポイントを抑えた記載をし、職務経歴書を効率的に活用していきましょう。
1.職務経歴書の記入方式
一般的に職務経歴書には、以下のフォーマットがあります。
◆編年体形式
初めて入社した企業から、時系列に沿って業務内容をまとめえる形式
◆逆編年体形式
直近で働いていた企業のもっとも新しいプロジェクトからさかのぼって業務内容をまとめる形式
◆キャリア形式
経験分野やプロジェクト単位ごとに業務内容をまとめる形式
どの方式で記載するか迷うと思いますが、企業が一番知りたい直近でどんな業務に携わってきたのかという情報がわかりやすい逆編年体形式をお勧めします。
2.職務要約(略歴)
フリーランスになるまでの経緯やフリーランスとしてどのような仕事に従事してきたのかを明記します。職務内容、実績を具体的かつ明瞭にまとめるようにしましょう。
例:
「〇〇大学卒業後、株式会社◇◇に就職、××職に就く。△△社主催のセミナーを受講し、文書作成の基礎からwebのSEOを理解した上での記事作成・文字制限等の制約がある文章作成・短時間での入力方法を学び、ライター業を開始。業務委託を通じてWebコンテンツの制作やブログ記事作成、また校正・リライトを行う」
3.業務内容・実績
行ってきた業務のイメージがしっかりできるように、期間や仕事を請け負った企業を含めできるだけ詳細に記載することが大切です。応募先の企業として見たいところは求職者の経験や成果が自社の求めている勝ちにマッチするかという部分です。目的に対する達成率、売上・CVR・PVなどの数字で表すことが出来ればなお効果的でしょう。
<例>
主な職務内容 | |
○○年○月 ~〇△年◇月 |
株式会社〇〇 webコンテンツ記事作成◆件 【職務内容】 指定キーワードを含むテキストの作成 【実績】 ◆件納品/月(締切日までの納品率○%) |
○○年○月 ~○△年◇月 |
ファッション系web雑誌 コンテンツ記事作成○件 【職務内容】 専属ライターとしてファッション、美容記事 【実績】 1記事あたりPV数○○ / CVR○% / ツイート数○件 / facebookシェア数○件 |
4.資格
もちろん何種類も資格を保持していることが採用につながるわけではありませんが、応募している案件に必要と思われる資格は必ずアピールするようにしましょう。また免許など応募している業務に一切関係のないと思われる資格も記載するようにするとアピールにつながることもあります。
5.志望動機
どのようなビジョンでこの仕事に応募したのかを伝えることで、採用担当者にこの仕事に対する熱意を伝えることができます。『自分はこのような仕事を今後手がけていきたいので、今回の案件にはこのようなところに興味があります。』といったように、自分にとってもこの案件はやりがいのあるものだということをアピールするようにすると効果的です。
6.自己PR
自分の性格や特性などを日頃から把握しておくようにすると、スムーズに自己PRを書くことができます。性格や特性は一概に良い、悪いと判断することはできませんが、応募する案件には自分のこういうところが活かせるといったように、応募する案件や会社に合わせて書き方を工夫して行くと、より効果的な自己PRになるでしょう。
例:
…個人事業主として業務を完遂するために、クライアント様との密なコミュニケーションを最重要視しておりました。コンテンツ作成の目的やターゲット、求めている結果などに図で牙生じないよう積極的な対話を通して、業務が円滑に進められるよう心がけています…